自宅のテレビはソニー製KD-28HD900。
ハイビジョンブラウン管を搭載し、BS/110度CSデジタルチューナーを備えている。衛星デジタルハイビジョン放送を楽しむには、この上ないテレビだと思うが昨年末テレビ界におきた変革が、わが家に少し厄介な問題をあたえている。
地上波デジタル放送のスタートは、大阪で暮らす私にとって選択をせまる形となった。今、自宅のテレビ環境を地上波デジタルに対応するかもしくは8年スパン(8年後アナログ放送はなくなる予定)で対応を検討するかを選択する必要があるのだ。
もともと地上波デジタル放送を見据えて今のテレビを購入した経緯があるので、今すぐとはいかないまでも、価格のこなれたころにチューナーを買い足せばそれだけでフルスペックの環境が整うはずである。焦る必要は無い。
そう考えた私は8年スパンの計画を実行しようと考えた。しかし価格がこなれた頃の見極めというのは難しいので、現在のチューナー価格を調査しておく必要はある。そうしないと「安くなった」とか「まだ高いと」かの判断基準が持てないからである。
で、調べてみるとどれもなかなかに渋い値段である。4:3型のテレビが買えてしまうくらいの値段だし、現在出回っている中堅クラスのテレビを補完するためか、いらない機能も多くついている。
そんな折、ソニーがベガ専用の地上デジタルアダプタを予約販売するという情報を得た。昨年の9月ごろだった。そのニュースリリースそのものは既に6月ごろに発表されていたものなので、この時点で少し出遅れているのだが気にしない。私は販売が開始された後、値下がりを待って購入するつもりだったからだ。当時の店頭予想価格は6万円前後。
DST-HDX9という型番であることさえ判れば、あとはのんびり待つだけだ。
それが甘かった
予約販売とは予約「限定」販売であり、基本的には予約しなければ手に入れることのできない商品だったのだ。それに気づいたのが今日である。当然予約受付は終了しており、慌てた私はGoogleに型番を放り込み片っ端から在庫を持つ店を探した。案の定、売り切れ店続出。販売店だって予約「限定」販売の商品を大量に予約して在庫を抱えるようなリスキーな真似はするはずも無く、「完売しました」の赤い文字がむなしく私の目の前で踊っていた。
わずかに在庫を持つ店を見つけたが、これでは値崩れを待つ間に市場から消えてしまう恐れがある。オークションで見かけはしたが、それとて時間の問題である。
こんな時かのスタパ斎藤氏ならば「即買いで使ってみたが、コイツは実にイイゼ兄弟!」みたいな展開が期待できるのだが、私の今の稼ぎではムリなのである・・・。
ああ、さようならDST-HDX9・・・
わが家の地上波デジタルの夜明けは遠い。
